MacBookPro本体のファン・クーラーを使用して熱対策を行っても良いのですが、あまり本体のファンを本来の仕様以上に回すと、ファンの寿命の低下につながりますよね。
なので、ファンコントローラーアプリでMacBookPro内部のファンを使用して、本体を冷やすよりも外部ファンで冷やすことを考えてみました。
そこで、以前購入したこととのあるELECOM SX-CL03MSVという今回紹介する冷却ファンと同タイプのものがコンパクトとても良く冷える商品でした。
そして、最新モデル(SX-CL20BK)が販売されていたので、購入してレビューしてみることにしました。
目次
ELECOM (SX-CL20BK)の外観
SX-CL20BKの外観は、とてもコンパクトで使用しないときは、立てて置けるというオモシロイ設計になっている。
このモデルの前のモデルは、シルバー塗装だったので、MacBookProのシルバーモデルにはマッチしていましたがスペースグレーのMacBookProには、違和感がありますよね。
なので、ブラックのこのモデルが発売されたのでしょう。
安っぽい感じはなく、デザインは、とても良いです。
- 上から見た
- スタンドフリップOPEN
- 裏面スタンドフリップ閉じた状態
- 裏面スタンドフリップ開いた状態
今回これを購入しようと思ったのも、デザインが気に入ったことが大きな要因です。
ELECOM (SX-CL20BK)の冷却性能
このPCクーラーの冷却性能は、思ったほどよくありませんでした。
ファンの回転数を最大にしても、肌で少し風を感じられる程度の風量しか出ません。
MacBookPro13’(2016)は、バッテリー充電中にパームレスト部分に搭載されているバッテリーパック部分が熱を持つんですよね。
このパームレスト部分が熱を持つことが嫌で、この商品を買いました。
冷却性能を検証
バッテリー残量が40%になったところで、電源ケーブルを接続し充電を開始します。
すると、MacBookPro内のバッテリーセンサーの温度が38℃でしたが徐々に上昇し41℃まで上昇しました。
そこで、このPCクーラーを最大風量で動かします。
すると、これも、ゆっくりと38℃まで徐々に下がりました。
高負荷のアプリを動作させなければ、問題ない感じです。
ネットサーフィンをしている程度で、充電するときには、問題ないでしょう。
しかし、外部モニターに出力しているときや、iMovieで動画のエンコードをしている時に、このファンを使ってパームレストの温度を下げようとしても、なかなか温度が下がりません。
やはり、手で感じる風量が強いとは言えないので、高負荷アプリを使用するハードユーザーには、物足りない冷却能力かもしれません。
ELECOM (SX-CL20BK)のファン動作音
このPCファンの動作音は、以外に大きいです。
公式サイトには、騒音の公称値は乗っていませんが、ファンの音の性質が、ブーンという低音でファンの回転を最小にしていても、なんというか、鈍い回転音なのです。
風量を最大にすると、低音の音が、そのまま大きくなるといった感じです。
高音のファンの音が苦手だと言う人には良いかもしれませんが、私は、鉢が飛んでいるような音なのでイマイチ好きになれませんでした。
冷却性能の割に音は以外に大きいと言わざる得ません。
ELECOM (SX-CL20BK)の使い勝手
最初はコンパクトで良いかなと思ったのですが、以外に机の上で場所を取ります。
MacBookPro下に引くタイプのPCファンであれば、ほぼMacBookProと同じサイズになります。
しかし、このファンは、PCクーラーの端にMacBookProを乗せる様にして使用するため、4cm程度MacBookPro13’より幅を取ってしまいます。
そして、このPCファンにMacBookProを乗せるとMacBookPro裏面ゴム足が机に当たらずに裏面ボディーが直接机の面に接触してしまうのです。

これでは、MacBookProにキズが付く可能性もあります。
この対策としては、ホームセンターなどで売っている壁のクッションゴムを貼るという方法もありありますが、あまり見た目の良いものではありません。
ELECOM (SX-CL20BK)レビューまとめ
見た目のデザインは良いが送風音の騒音の割に風量が弱く、冷却能力が乏しい。
MacBookProをセッティングすると場所を取られるため、使い勝手が悪い。
こんな人には、おすすめ
- 送風音は、あまり気にならない。
- デザインが良いものが好き
- 価格が安い(私は1600円ぐらいで購入しました)
おすすめ出来ない人
- 送風音が静かなファンを使用したい。
- MacBookProが傾斜されるものがいや。
- 冷却能力が高いものが良い。