感圧トラックパッドは、とても斬新な操作なのですが、長時間使用していると指先が痛くなってしまいます。
感圧パッドのメリットを利用しながらも、長時間利用でも、指先が痛くならない設定をご紹介します。
目次
感圧クリックの感度上げる
設定画面のトラックパッドの設定を選択して、ポイントとクリックを選択します。
その中に、クリック 弱い・中・強いとういう選択があるので、”弱い”を選択すると軽いタッチでクリックすることが出来るようになります。
これで、少しは指先への負担が軽減されます。
強めのクリックを使わない
強めのクリックは、先程のクリック設定を”弱い”変更してもやはり、指先への負担があります。
強めのクリックは、斬新な操作なのですが、使用しない設定に変更します。
これを使用しないに選択すると、「調べる・データーを抽出」の機能を「3本指でタップ」で、できる様になります。
今まで、1本指で押し込む操作を、3本指でタップするだけなのでからり、指先への負担が軽減されます。
3本指ドラッグを有効にする
そして、指先に更に負担のかかる操作が、ドラッグ操作ですね。
ただでさえ指先が滑りにくいトラックパッドで、強く押したまま滑らすということは、かなり指先への負担になります。
そんなときは、環境設定のアクセスビリティで「3本指ドラッグ」を有効にしましょう!
注意する点は、今まで、デスクトップの切り替えを「3本指でスワイプ」で行っていた人は、自動的に「4本指でスワイプ」に変更されます。
Finderでのファイルのコピーや移動がとても楽になります。
この設定に変えることによる機能制限
この設定にすることで、使用できなくなる機能もあります。
強めのクリックで出来ることは、Appleの公式サポートページには、下記のように書かれています。
しかし、これは、Apple製のアプリで操作した場合が殆どです。
実際のところ、頻繁に使用している人は、少ないのではないでしょうか。
分からない文字を「調べる」という操作などは、Apple製の以外のアプリでも使用できますが、それは、「3本指タップ」の操作でも可能です。
「強めのクリック」でできること
強めのクリック操作でどのようなことができるのか、いくつか例を紹介します。
- 調べる:Web ページやメールメッセージのテキストを強めにクリックすると、そのテキストに関する詳しい情報が表示されます。情報源は、辞書や Wikipedia などです。
- 住所:住所を強めにクリックすると、その場所の地図のプレビューが表示されます。
- イベント:日付やイベントを強めにクリックして、それらをカレンダーに追加できます。
- フライト番号:航空機のフライト番号を強めにクリックすると、その便の詳細情報が表示されます。
- リンクのプレビュー:Safari やメールでリンクを強めにクリックすると、リンク先の Web ページのインラインプレビューが表示されます。
- 伝票番号:Safari やメールで伝票番号を強めにクリックすると、ポップオーバーに配達状況が表示されます。
- ファイルアイコン:ファイルのアイコンを強めにクリックすると、そのファイルのコンテンツのクイックルックプレビューが表示されます。
- ファイル名:Finder やデスクトップでファイル名を強めにクリックすると、ファイル名を編集できる状態になります。
- Dock:Dock で App を強めにクリックすると、App の Exposé にアクセスできます。その App で開いているすべてのウインドウが一度に表示されます。
- メール:画像や PDF ファイルを添付したメッセージの作成時に、添付画像や添付ファイルを強めにクリックすると、マークアップが有効になります。これで、添付ファイルに注釈を加えることができます。
- メッセージ:サイドバーでスレッドを強めにクリックすると、具体的なやりとりの内容と添付ファイルを確認できます。チャットの見出し部で相手のトークンを強めにクリックすると、相手の連絡先カードがポップオーバーに表示されます。
- リマインダー:リマインダーを強めにクリックすると、詳細情報が表示されます。
- カレンダー:イベントを強めにクリックすると、詳細情報が表示されます。会議出席者を強めにクリックすると、出席者の連絡先カードがポップオーバーに表示されます。
- マップ上の位置:マップ上の位置を強めにクリックすると、その場所にピンがドロップされます。
- iMovie:iMovie タイムラインで地図や地球儀のアニメーションが使われている場合、その地図や地球儀を強めにクリックすると、「スタイル」メニューが開きます。
- GarageBand:強めのクリックで次のようなことができます。
- リージョンを強めにクリックして名前を変更する
- ピアノロールまたはスコアでノート (音符) を強めにクリックして削除する
- 空のソフトウェア音源トラック領域を強めにクリックして、空の MIDI リージョンを作成する
- 空の Drummer トラック領域を強めにクリックして、Drummer リージョンを作成する
- 空のオーディオトラック領域を強めにクリックして、オーディオファイルを追加する
- 空のピアノロールまたは空のスコア領域を強めにクリックして、新しいノートを作成する
- トラックオートメーションを使ったリージョンを強めにクリックして、リージョンの境界にオートメーションポイントを作成する
- リージョンをドラッグしながら強めにクリックして、タイムラインで拡大表示する
- 最後のトラックヘッダの下を強めにクリックして、「新規トラック」ダイアログを開く
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感圧タッチトラックパッドのその他の機能
- QuickTime および iMovie:早送りボタンと巻き戻しボタンに加える圧力をさまざまに変えて、早送りや巻き戻しの速度を加速させることができます。
- iMovie:ビデオクリップを最大長までドラッグするとトラックパッドが反応するので、クリップの末尾に到達したことがわかります。タイトルを追加するときは、タイトルがクリップの先頭または末尾にぴたっと収まったときにトラックパッドが反応します。また、クリップの切り取り時にビューアに表示される配置ガイドでも、わずかながら反応があります。
- 地図の拡大縮小:倍率ボタンを押す強さを強くするほど、地図が拡大縮小される速さが速くなります。
- 地図の回転:マップでコンパスを回して北に合わせたときに反応があります。
- Spotlight:Spotlight の検索バーを移動して、標準の縦横位置に戻したときに反応があります。
- プレビュー:形状、テキスト、その他のマークアップ要素を揃えて位置が合ったときに反応があります。
- 矢印ボタンでの写真の閲覧:写真 App の「アルバム」や「モーメント」で矢印ボタンを使って写真をめくるときに、強めに押すと速くめくれます。
- 写真の回転:写真 App で、「トリミング」を選択してから写真を回転させる際、写真の回転角度が 0 度のときにくぼんだような感じがします。
- GarageBand:次の操作をすると、感圧タッチトラックパッドが反応します。
- トラック音量のスライダを 0 dB の位置に動かす
- トラックパンのノブを中央位置に動かす
- トラックを並べ替えて新しい位置にドロップする
- ウインドウの境界を、ウインドウが見える/隠れる位置まで動かす
- トラックヘッダの境界を、ヘッダ要素が見える/隠れる位置まで動かす
- メインアプリケーションウインドウを、コントロールボタンが見える/隠れる位置まで動かす
指先に負担をかけないトラックパッドの使いやすい環境設定まとめ
- 環境設定トラックパッド感圧クリックの感度を上げる
- 強めのクリックを無効にする。
- 環境設定アクセスビリティのドラッグの有効「3本指ドラッグ」を有効にする
※テスクトップの切り替え(MissionControl)が4本指になるので操作になれる必要がある。
最後まで、お読み頂き、ありがとうごさいます。